じゃこびの町

住所不定無職低収入

就活とかいうカツ

「汝の愛するものを仕事に選べ。さすれば生涯一日たりとも働かずにすむであろう。」


孔子?のこの言葉を信じて、今年の春から就職活動を行ってきた。具体的にどういった企業を受けていたのかというと、ゲーム会社、芸能事務所、出版社、映像ソフトメーカー、レコード会社…………オタクだ。いわゆるエンタメ業界というものだけに狙いを定めて就活をしてきたわけだが、まあ結果からいってしまうと惨敗だった。フルボッコにされた。


今日は、3月から現在に至るまでのこの敗北者の軌跡を、月ごとに振り返っていきたいと思う。



3月 March
この頃は完全に就職活動というものを舐めきっていた。3月にもなるとTwitterのフォロワーたちが「自己分析が~」「面接練習が~」などと急に宣い始めるものだから、喝を入れたくなってしまった。オタク活動から逃げるな、と。

とかなんとか言いつつも、僕もこの辺の時期にようやく重い腰を上げてマイナ○に登録し、某芸能事務所と某出版社のインターンへ応募した(今思うとギリギリが過ぎるなこの企業)。しかし、これがマジでよくなかった。
この時初めて書類選考と面接というものを受けるも、何も準備をしなくても選考通過してしまうものだから、かなり調子に乗ってしまった。懇親会で「ここだけの話、既に君たちは数十倍の倍率に生き残ったんですよ~」と先輩社員が言い出すものだから、僕の舐めプゲージはカンスト寸前。就活、ちょろいんちゃうか?!ww


3月頭にはマ○ナビの大きい就活フェアが開催されたので、これに参加してきた。参加してきたといっても企業ブースは何一つ回らなかったが。完全にAmazonギフト券と食券目当て。カス。
ベンチで牛タン食って一人で「うめぇうめぇ」となってたら、知らない就活生が隣に座って話しかけてきてビビった。どうやらこの○イジ君、話してみると僕と同じように就活を舐めきってるゲロカス野郎で更にオタクということが判明し、完全に意気投合してしまった。上階からリクルートスーツ姿の就活生を見下ろしては「まるでアリンコのようですな!うわっはっは!!」と二人で笑っていたのが今となっては懐かしい。


とりあえず最初に挙げたようなエンタメ企業の中から、よく名前を聞く8社を選んで受けることにした(後に2社追加して合計10社)。もっと応募した方が良い気はしたが、純粋にめんどくさかったのでやめといた。マジでこん時に戻ってボコボコにぶん殴りたいなこいつ。


3月下旬になるとエントリーシート(以下ES)の締め切りがすぐそこまで迫ってきたので、大急ぎでES作成に取りかかった。

ここでオタクを悩ませるのが、「あなたが一番輝いてる写真を貼って自己PRしてください」とかいう欄。半分以上のESでこの項目があったので頭を抱えてしまったが、長考に長考を重ねた末、僕はこの神のカードを叩きつけることに決めた。

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【SR】常夏の申し子 砂木沼治(仮名)
【スキル】神域への誘(いざな)い
グローバル力:+99999
協調性:+99999
主体性:+99999
【カード詳細】  排出率0.0001%
異国の友人たちとビーチに行ったときの一枚。うんたらかんたら~~~~


…………やっちまったな~と郵送してから思った。丁度僕の大好きなアイドルマ○ターミリオ○ライブ!というGREEのソシャゲが終了した時期だったので、死に行くコンテンツへの手向けとリスペクトの意味を込めてこのカードを作ってしまった。作ってるときは完全に波に乗れていると信じて疑わなかったし、ミリオンライ○!の加護を得られている気になり、舞い上がっていたのだ。


初っぱな第一志望の某ゲーム会社から落選の報が来た時はまあまあ泣いた。ここの人事が「エンタメ企業ですから、まず私たちを楽しませるつもりで独創的なESを作ってください^ ^」とか言うから何日もかけてこのキラカードを大量生産したというのに、なんだこの仕打ちは。

もしかしてこのカードを送った企業全部落ちてるのでは……とガタガタ震えていたが、他の企業は全部通過していた。後の面接で神のカードへのお褒めの言葉を頂く機会も何度かあって報われた。おれは間違ってなかったんや。

この辺で「キ○ガイのフリをしとけば受かる」という謎の確信が生まれてしまう。



4月 April
この時もまだまだ舐め腐っていた。基本的にバイト行くか、ライブ行くか、YouTube観ながら布団でコロコロ転がるかしかしてなかった。

書類選考の結果が来てからようやく受ける企業の情報をネットで集め始めたが、どの企業も倍率が3桁倍率を余裕で超えていて椅子から転げ落ちた。流石にやば~と焦ったが、「……まあでもどこかしらは内定出るやろうな^ ^」と一瞬でいつもの調子に戻ってしまった。マジでこの自信は一体どこから湧いてくるのか、おれは知りたい。


ES通過後は筆記試験やwebテストが待ち構えていた。親切な友人知人たちから問題集を譲り受けたが、結局ろくに手をつけなかった。ごめんなさい。とりあえず実際にテスト受けてみるか~ということでネットカフェに駆け込んだ(余談だが僕の家にはネットが通っておらず、PCもぶっ壊れているのでよくネカフェで受験していた)。

まあ、案の上ボコボコにされた。問題が意味分からんし、そもそも最後まで全然辿り着けなくて泣きそうになってしまった。
しかし、結果は合格。またしてもこの男を図に乗らせることになってしまった。他の企業もポンポンとテストに受かってしまい、余裕すぎワロタ状態に突入。もしかしてwebテストは形だけのもので、何点とろうが合格なのでは!!?!?!??と思い、試しにスマホでモンハンの実況動画を見ながら受けてみたら、普通に落ちた。ここでまた数少ない持ち弾をいたずらに消費してしまう。○ね。

筆記試験会場では、冒頭に所属アーティストから就活生への応援メッセージが流されたりする企業もあって面白かった。好きなアーティストじゃなかったので1ミリもモチベーションは上げられなかったが……。


この時期から皆さんご存知就活生の掲示板「みん就」を利用し始めたが、結構地獄だった。フェイクの応酬、傷の舐め合い、散っていった就活生の怨嗟の数々。見るに堪えなかった。「皆で一緒に内定目指して頑張りましょう~」とか言う書き込みを見るとアホかとなってしまう。

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(自分でもよくできたコラだと思うんだけど……どう?)

まあ役に立つ情報もなくはなかったが、それ以上に虚言が多かった気がするし、僕みたいな情弱はすぐに騙されてしまうので注意が必要だと思う。
学力検査あんのに、「適性検査だけでしたよ~」とか騙しやがったカス、今でも許さんからな。


ES、筆記試験と通過すると、いよいよ面接が始また。一次面接は大阪でやってくれる企業が大半だが、初っぱなから東京本社でやるカス企業も少なくなかった。関西住みの僕はヤコバ(夜行バスのことです)でいつも面接会場に向かっていたが、大学生活で死ぬほど乗ってきたので苦にはならなかった………というのはフェイク。一度6日連続夜行バス乗るハメになったけど、流石に最終日気分悪くなってサービスエリアで吐いた。


いよいよ面接をするぞ~~と思ったが、そもそも自分以外の人間と会話をすると手足が震えるという極度のコミュ障だったので、まずこれをどうにかしなければならなかった。
この問題を解決すべくたどり着いた答えは「面接前に銭湯に入る」というものだった。これをやるとリラックスして面接に臨むことができ、あり得ないほど舌が回り出すのだ。緊張しやすいオタクは騙されたと思って一度やってみてほしい、最高にハイになって他の就活生をボコボコにできるので。


恐怖と緊張を我が物にしてしまった僕の最初の相手は、インターンに参加した某芸能事務所だった。人事さんとすれ違うと「じゃこびさん待ってましたよ~^ ^」と僕のことを名乗らずとも覚えてくれていて、中々の好感触。面接本番も驚異的なほどの受け答えを見せて、面接官全員を笑いの渦に飲み込んでしまった。もうなんか自分で自分が怖い。集団面接だったのだが、僕にばかり質問が集中してしまい、結果的に他の人たちのアピールの機会を奪うことになってしまった。すみません^^;……w

この勢いをそのままに、他の企業の面接も難なく進んでいった(ような気になってった)。危うそうな企業もあったが、まあなんだかんだ全部受かっただろうなというところ。

ただ、某チケット会社の選考は辞退してしまった。というのも、座談会で先輩社員が「ぼく去年60連勤しちゃってね~ww」などと嬉しそうに語り出したのだ。流石にワロタを通り越して引いてしまった。60て、60連勤て。


まあ面接はなんだかんだどこも楽しかった。よく消費してるコンテンツの本社内に行くのは普通にワクワクしたし、僕でも知ってるような有名な業界人を見ると、テンションが上がってしまった。悔しい。
一緒に面接受けてる連中もズレてる感じの人が多く(良い意味で)、隣で話を聞いてるだけでも面白かった。「○○○○(有名アイドルグループ)の○○と幼馴染みで~」だとか「母が歌手で~」とか「友達が声優になって~」みたいなことを言い出す連中もゴロゴロいてナニモンだよと震える場面も多々あった。



4月末、大阪のとある会場で最後の1次面接を受けたが、ここは結構バチバチしてしまった。面接官2人の就活生3人というよくある集団面接かと思ったが、面接官の一人に

「君見るからにオタクって感じだけどさぁ、大丈夫?wうちロックバンドとかも結構いるけど多分知らないでしょ?wwそういうのw」

と言われて空気がヒリついた。即座に

「ロックバンドも普通に好きですし大丈夫ですよ^ ^;先週はSPYA○RさんとXmas ○ileenさんのライブにも行ってきました^ ^;;」

と返すワオ(今思えばミーハー丸出しでよくない返答だった)。
数秒の沈黙。永久(とわ)にも感じる時間の最中(さなか)、手に汗握りにらみ合う両雄……。


オタクに人権がないとは言えひどないかこれは。なぁ。いい年した大人が、しかも人を見定める面接官が、こんな偏見にまみれてレッテル貼りしとってええんか。おい、見てるかソ○ーミュージック。お前のことやぞ。

思い出すと今でもムキー!となってしまうが、こうやって"圧"をかけることによって学生がどう切り抜けるかを見るテストだったのかもしれません。まあここで平静を装えなかった僕の敗けといったところでしょうか(トホホ~




5月 May
そろそろ焦りが見えてきたが、まあ大丈夫だろうなと思った。本気出せば十分巻き返せると思っていた。


マチ☆アソビで徳島滞在中くらいに面接結果が一斉に送られてきたが、半分以上がお祈りメールで泡吹いてひょうたん島から転げ落ちた。なんだこれは。何より目を疑ったのが人類史上最高の出来だと思った某芸能事務所さんが落ちていたことだった。

確かな手応えを感じ、インターンにも参加した僕がこんな一次面接で落ちるなんて、何かの間違いだろうと思わずにはいられなかった。面接官が見せたあの笑顔は、あの楽しいひと時は全て仮初だったとでもいうのか。もう何も信じられない。


マチ☆アソビの翌日に締め切りの某出版社のESがあったので、徳島から帰ると大急ぎで作り始めた。ようやく完成して送信ボタンをタップしたら、ページの有効期限が切れており、血と汗の結晶が全て吹き飛んだ。残り五分、タイピングの神が降りてきて驚異的なスピードでスマホの画面を高速タップしたが、結局半分程度しか書きあがらなかった。とりあえず送信。まあ言うまでもなく撃沈してしまった。


そろそろなんかしないとやばいな~と思いつつも声優やアイドル、歌手のイベント・ライブは普通に行き続けた。彼ら、彼女らのお渡し会に行っては就活や面接の助言を求めた。(大半が参考にならないものばかりだった)(キャリアセンターに行っとけ)そんな折、声優の和井みずきさんから「就職活動上手くいかないことばかりだと思うけど、自分のことは責めないであげてね」と優しい御言葉を賜り救われてしまった………というのはフェイク。正確にはこの言葉に甘えてしまい、「おれは悪くない、運が悪かったんや」というゴミみたいな発想が生まれることとなった。結局、己の怠惰な日々を猛省し、面接にマジになることは最後までなかった。


持ち弾を増やそうと5月半ばに入ってようやくリクナビに登録。友人にこの話をしたら、遅過ぎて流石にキショいでと言われてしまった。この時期にもなると、ほとんど全てのオタク系企業は募集を終了していた。リクナビにしか掲載してなかった企業もわんさか出てきてまあまあ死にたくなった。


某映像・音楽ソフトメーカーの二次面接を受けに東京の本社へ向かった。選考内容は5vs5のグループディベート。全体的に女の子が多かった印象で、僕のグループは男一人だった。気になる結果はというと、まあ一方的にリンチされた。序盤こそは結構頑張っていたが、論破されまくって途中から全員物言わぬ死体にされてしまった。こっちが沈黙していても敵のマシンガントークは納まる気配がなく、完全にオーバーキル。

落ちたな~と確信しながらディベートは幕を下ろしたが、終了後にアンケートを書かされた。そのアンケの最後の項目に「今回のディベート参加者10人の中で一緒に働きたくないのは誰か」という設問があり、僕は瞬時にNARUTOの下忍試験を思い出した。

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忍者の世界でルールや掟を破る奴はクズ呼ばわりされる
……けどな!仲間を大切にしない奴はそれ以上のクズだ

一瞬でカカシ先生のこの言葉を思い出せた僕は、マジで冴えていたと思う。つまりはこういうことかと、仲間を売るようなクズ野郎を炙り出すための問いなのかと、察してしまった。そうと分かった僕はアンケート用紙に「(全員大事な仲間なので働きたくない人なんて)いない」と自信を持って記入。


どこか晴れ晴れとした気持ちで退出しようと立ち上がったとき、グループのメンバー全員の用紙がチラッと見えた。見えてしまった。……メンバー4人の「一緒に働きたくない人」の欄には、僕の名前が書かれていた。

溢れる泪が止まらない。何だ、この人生。
……………
………
……


某芸能事務所(インターン行ったとことは別)も面接通っていた。最終的にはここが一番いいところまで選考を進めたが、まあ最終面接前で消された。
面接官に「声優に近づきたいだけじゃないの?」と言われたので「声優さんとお友達になりたいわけじゃないんです。彼らとビジネスがしたいんですよ、僕は」と説明したらなんか滅茶苦茶ウケた。皆さんも今日から使っていいですよこのフレーズ。




6月 June
この辺になると焦燥感とかよりも虚無感が勝ってきた。ただでさえ低かったモチベが、皆無になってしまった。

滑り止め(というと大変失礼だが)に考えていた某オタク系小売店さんでは最終選考に進み、内定を頂くことができた。この時点で他の企業は全滅してしまったし、「お店で沢山リリイベとかやるんで声優さんとかともお仕事できますよ~」と人事に謎のアピールをされてしまって、もうここでもいいか~という気になった。

しかし、シフト制で土日はまず休めないという話を聞いて、頭を抱え込んでしまった。イベントやライブに行けなくなるのはオタクにとっては死活問題。恐らくそう遠くない未来、ライブのために仕事を辞める未来が必ず訪れるだろうと直感し、震えた。

その翌朝、辞退の電話をかけた。採用担当者に「他の企業の内定が出た感じですか?」と聞かれたので、「御社以外ないです」と答えると「????w」みたいな反応をされた。今となってはもう少し考えてからにすればよかったと後悔している。
これで晴れてNNT(ない内定)に逆戻りしてしまった。バカだな~。



6月下旬、とある小さい芸能事務所を受けた。

話は1カ月以上前に遡ってしまうのだが、面接の帰り道、無名の歌手の路上ライブを聞いていた。僕は路上ライブでは足をよく止めてCDを買ったりする。というのも、数年後有名になったときに古参面するためだ(純粋に歌が気に入って買うときも普通に多いです)。この時も、いつも通り歌唱後に歌手のもとへ行き、CDを見させてもらった。

「お兄さん肌めっちゃ綺麗ですね~」と謎の絡みをされ雑談も弾んでた。僕が今就活中であること、エンタメ業界を受けていること、結構やばいことを話したら、「うちの事務所、人手が足りないんでよかったらマネージャーやりませんか?」と言われた。

思わず「ア○マスやんけそれ!!!」と馬鹿デカイ声が出てしまった、心の中で。小さい事務所で人いないから応募したら絶対通る、と言われて事務所の名前を
教えてもらった。


この時は特に応募する気はなかったのだが、6月になって手持ちのカードがなくなったこの状況は流石にやばいと思い、藁にもすがる思いで履歴書を送った。

郵送してから数週間、何の連絡もなくて流石に遅いなと思い、こちらから電話をかけた。どうやら普通に連絡すんのを忘れてただけらしい。おい!
明日に会えるかと言われて、急すぎワロタと断ろうと思ったが、丁度東京で用事があったのでとりあえずOKした。

当日、事務所に行くと「やっぱり中はダメ」と言われて近くのカフェでお話を聞くことになった。面接(と言っていいのか分からないが)を担当してくれたお兄ちゃんは新倉生みたいに気さくなナイスガイで、ウホホイとなった。
ほぼほぼ雑談みたいな感じで、1時間くらい話してた。楽しかった。後半は「就活ヤバイんですよ~(トホホ~」といった愚痴をひたすらこぼしてただけだったが。


「ここで働きたいんだったら全然構わない。ただ、新卒採用をしてる訳じゃないから、大学を辞めて今すぐ働いてもらうか、大学卒業後にまた履歴書持って来るかにしてもらいたい」
みたいなことを言われてしまった。大学中退はあり得ないのでまあ前者は論外。後者もう~んとなってた。何故なら採用通知をもらって今すぐ両親の怒りを鎮めたかったので。

とりあえず、今すぐ就職することはできそうにないので、また出直してくると伝えた。すると別れ際に「君は消費者として完成し過ぎてるからこっち側に向いてないのかもしれない~」的なことを言われておーいとなった。結局この事務所で働いていいのかい!ダメなのかい!どっちなんだい!?(なかやまきんに君風に




7月 July
完全に動く死体になってた。毎日布団に転がっているだけの粗大ゴミと化した。虚無の王、無王。


この頃になるとエンタメ系の企業は完全に募集終了しており、もう諦めることにした。とりあえず土日が休みならなんでもいいか~という考えに変わっていった。休み多そうな企業をとりあえずエントリーしたが、そもそも1ミリも興味がない企業なのでやる気など湧くはずもなく、説明会に予約という段階まで漕ぎ着けることすら至難だった。

エンタメ企業から他の企業に方針転換するというのが土台きつすぎる話で。それまで私服で面接を受けてきたため、いきなりスーツを着るということがまず鬼門だった。説明会を予約しては数時間後にキャンセルをする日々が続いている。つら。


まあ本当にヤバイな~と思う。何がヤバイってヤバイ状況にいるのに危機感が驚くほど湧いてこないところがだ。

周りの人から毎日のように「就活どう?」と聞かれ、その度に胸がキューっとなってしまうが、「へへ…やばいんすよ……」と言ってるだけで皆同情してくれて、先輩はご飯奢ってくれるし、バイトを休んでも許してもらえるので、悪い気はしなかった。


なんというか、この期に及んでまだどうにかなると思っているのだ、僕は。実際、新卒採用をしている企業はまだまだ山のようにあるし、それが全部ダメでも来年受ければいい。それでも無理ならニートになればいいかなぁと思ってる。まあ流石にこれは親に消されてしまうので、そうなる前に国外に逃げるが。
海の向こうで神域海賊団を立ち上げて、偉大なる航路(グランドライン)に出るのも悪くないかもしれない。

半分冗談だが、何とかなっちゃうんだろうな~とどうしても思ってしまう。「志望した企業に入れなかった奴は全員斬首」みたいなルールがあればもっと必死になれるんだろうが、内定ない奴に特に目に見えるペナルティもないので(将来苦しい思いをするのが分かっていても)、如何せん頑張ろうという気持ちになれない。


7月もそろそろ終わってしまうが、来月からは本気出したいな~と思う(トホホ)









安かったので爆買いしたセガール映画を見ながらここまでブログを書いてきたが、暴走特急で悪役が「備えあれば、チャンスあり」とか言うセリフを連発してきてまあまあ辛い。

本当にその通りだと思う。もっと準備をしていれば、志望動機を家で考えていれば、貰った就活本をちゃんと読んでいれば、また違った未来もあったのかもしれない。チャンスを逃すこともなかったかもしれない。時折、そんなことを考えてしまう。


インターンの時に人事の方が「時間は二度と戻りません。悔いのないように、全身全霊で一度きりの就職活動に臨んでください」と言っていた。
結局僕は最後まで就活に真剣(マジ)になることはできなかったが、そもそも、これまでの人生で一生懸命に何かを取り組んだことが果たして僕はあっただろうか。努力したことがあっただろうか。習い事は放り投げ、部活に大して打ち込んできたわけでもなく、ろくに受験勉強もしてこなかった。唯一誇れることがあるとすれば、月刊少年ガ○ガンの読者アンケートを8年間送り続けたことくらいだろうか。

そもそも「頑張る」ということが僕はできないのだと思う(自己PRでは忍耐力の高さを散々謳っていたが)。後先考えずに行動し、目の前の快楽に飛びついてばかりいて、何かに耐えるということをしてこなかったのだ。面倒事は避け続け、その場しのぎでこれまで生きてきた。中学生の頃、「お前は奴隷根性の染み付いたクズだ」と父に喝を入れられることがあったが、何にも耐えられないのでまあ奴隷にもなれないと思う。


たまに、「3月に戻って就活やり直して~」と思ったりするが、100回繰り返しても恐らく結果は変わらない気がする。何故なら頑張るということが僕はできないので。
冒頭で孔子の言葉を出していたが、これにしたってそうだ。僕の根底にあるのは「働きたくない、頑張りたくない」という感情だけ。
好きなものを仕事にして何かを作りたい、こんなことを成し遂げたいという理由で企業を選んでた訳ではなく、好きなものを仕事にできれば辛い思いを軽減できる、楽して仕事できるのでは……といった後ろ向きな感情から来ているだけでしかなかった。
絶対の意思もないような人間が、熾烈な競争を生き残って内定を勝ち取るようなことはできないんだろうなぁ(トホホ



まあ、頑張りたくねぇ!(ドンッ)とは言うものの、何もしないで冷房の効いた部屋で転がっているだけの毎日も、努力とはまた別の苦痛が待ち受けていそうなのでそろそろどうにかしたいところ。というかもう既に虚無感に押し潰されそうになっている。

何かしたい。とりあえずさっさとこのしょうもないブログを書き終えて卒論の中間発表の準備に取り掛かりたいと思います。




最後になりますが、

来年就活生になる皆さん、頑張ってください。全く就活の準備をしてこなかったカスがアドバイスできるようなことは殆どないのですが、とにかく「就職活動を舐めるな」とだけ伝えたいです。
まあ大抵の人がそれなりに危機感を持って取り組もうとしている、もしくは既に取り組んでいるかと思います。思いますが、一部の人は僕みたいに舐め腐った状態で来年就活に挑もうとしているでしょう。「何とかなるやろ」、と。何とかなりません、普通に死にます。最低限の準備はしときましょう。


そして、そんな就活生の中でも、更にオタク系の企業を受けようとしている皆さん。過度なオタクアピールはやめましょう。
思い返せば今まで落ちた面接は、全てオタクを出しすぎた内容だったと思います。特に受けてる会社のコンテンツのオタクであることを語ったとき。面接官は「ありのままの貴方を教えてください‼」だの「ぼかさずに何が好きか言ってくださいよ‼」などと言ってきますが、普通にトラップです。話した瞬間に「あ~○○(任意の作品、声優)私も好きなんですよ~」と返してくるも、これはとんでもないフェイク。どれだけこの学生がオタクなのかという情報を引き出そうと適当に合わせてるだけです。

ありのままのオタクをさらけ出してもただドン引きされてしまうだけなので、ほどよく虚実を織り混ぜてください。間違えても「○○に何十万課金しました‼」「○○に会うために何十時間飛行機乗って帰国しました!!」みたいなキモいエピソードは話していけません。普通に消されます。
キチ○イのフリをするのもやめましょう。ユニークな人材を求める企業が多いと思いますが、ただのキ○ガイなんて要りません。意外性をアピールして記憶に残してもらおうとするのもありですが、締めるところはきっちり締めましょう。

面接でどんなこと聞かれたか、知りたかったら普通に答えるので言ってください。教えます。







そして最後に、これを読んだ新卒採用担当者のあなた。この哀れな就活生にどうか内定をお与えください。 それだけが 私の望みです。