じゃこびの町

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【6】カサブランカを観た【感想】

8月19日、家でカサブランカを観た。

面白かった。

小さい頃に観た白黒映画は大体がおもんなかった記憶しかないので、昔から敬遠していたところがあったが、『アクタージュ』の夜凪景ちゃんが好きな映画にこの作品を挙げていたので観たという次第。


1941年の第二次大戦期、アメリカへ逃げようとする欧州の人々はフランス領モロッコの街、カサブランカを経由しなければならなかった。亡命者が集うこの街で酒場を経営するリック(ハンフリー・ボガート)。そんな彼のもとにかつての恋人 イルザ(イングリッド・バーグマン)が夫ともに現れて、思いがけない再会を果たすが────みたいな話。

とにかくリックがかっこよすぎてヤバイ。僕が女だったら絶対惚れてたと思うし、男でも惚れた。リックほどハード・ボイルドという言葉が似合うような男は中々いない。最後の飛行場でのやりとりがやっぱり最高すぎる。あっぱれだ。
あの名台詞、「君の瞳に乾杯」がどこで聞けるのかと今か今かと心待ちにしていたが、結局最後まで出てこなかった。どうやらこのDVDでは"Here is looking at you, kid."が全て「この瞬間(とき)を永遠に」と訳されているみたいだ。ムキー!!

リックとイルザの恋の行方も勿論だが、ルノー署長との友情?信頼関係?も素晴らしい。ヴィシー水の瓶をゴミ箱にぶちこんだり、リックに肩入れしたりと、この人も今のフランス政権とドイツが気にくわなかったんだなとラストでようやく理解した。

米が第二次世界大戦に参戦した42年に公開されたことからも、プロパガンダ的な意味合いが強い作品なのが伺える。しかし、ただ反枢軸国思想を浸透させるだけではなくて、この"戦時"中という不安定な時代背景が二人の恋愛感情に拍車をかけ、ラブロマンスとしてもこの映画に深みを与えているようにも思う。


名作と呼ばれ映画は、何十年経とうが変わらず観客を楽しませることができるのだなと改めて感じた。まだ見ぬ古典映画は山ほどあるので、少しずつその辺も観ていけたらなと思う。