じゃこびの町

住所不定無職低収入

『君の膵臓をたべたい』を読んだ

住野よるさんの君の膵臓をたべたいを読んだ。

f:id:jacobmacfi:20180922204117j:plain

普通に泣けた。

映画で興味を持って原作を読んだ~というパターンだったので、スクリーンでは描かれなかった主人公の心理描写だとか共病文庫の詳しい中身だとかを知ることができて面白かった。

今やってる劇場アニメ観てたときに「これ文字で読んだらきついやつだろうな~」とか思っていたが、まあやっぱりきつかった。特に「僕」と桜良の会話のノリ。中途半端に年を重ねてしまったから、こういう高校生のバカなやり取りを寒く感じてしまうんでしょうか。

「あああああああああああ」とか「ふふふふふふふふ」みたいな叫びや笑い声みたいなのをそのまま「」で書くのも、なんだかなぁとモヤモヤしてしまった。ラノベっぽいというかなんというか。電撃文庫送ってなろうで掲載してたようだから、実質ライトノベルみたいなもんなんだろうけど。


とかなんとか文句を散々垂れ流してしまったが、話の内容自体は素晴らしかった。
『君の膵臓をたべたい』というネーミングがまずセンスの塊だし、100人中100人が忘れられないような破壊力抜群の題名だと思う。そんな猟奇的な名前からは予想もつかない優しく繊細な物語が展開していくギャップもこれまたいい。
この『君の膵臓をたべたい』というタイトルの回収の仕方もあっぱれ。伏線の拾い方も上手い、というか分かりやすいしスーッと頭に入ってくる。読みやすい。

そして何より読み終わったあとに温かい気持ちになれる。人生観変わったとまでは流石に言わないが、毎日を噛み締めて生きていきたいなと思わせてくれる作品だった。

あっぱれ。