じゃこびの町

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『アリスと太陽』連載終了忌念・凸ノ高秀読者感謝祭~編集会議~に行ってきたけど面白すぎてワロタロタ

12月4日、Loft9 渋谷で開催された漫画家の凸ノ高秀先生のトークイベントに行ってきました。
(ネットに書くなと言われたところは省いていますが、なんかヤバいとこあったら削除するので教えてください)

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楽しすぎワロタ。

ド平日の東京ということで正直行くかどうか少し迷いましたが、こんな面白そうなイベントを行かない理由にはならんわなということで大学休んで行くことに。ごめん教授。


そもそも凸ノ高秀さんとは誰なのか。知らない人はいないと思いますが、一応説明させていただくと

凸ノ 高秀(とつの たかひで、1984年8月9日- )は、日本の漫画家、デザイナー。大阪芸術大学デザイン学科卒業。大阪府出身、出生。
(Wikipediaより抜粋)

みたいな感じの人で、つい最近まで週刊少年ジャンプで漫画『アリスと太陽』を連載されていました。

アリスと太陽 1 (ジャンプコミックス)

アリスと太陽 1 (ジャンプコミックス)

他にも、世界最長の一コマ漫画として今年ギネスに登録された『1コマの国のアリス』なんかも有名。
news.mynavi.jp
このサイトのリンクから読めます。

結構TwitterなどのSNSでは以前から話題となってる漫画家さんだったらしいです。ぼくは最近まで知りませんでしたが。


そんな凸ノ先生が、先月ジャンプで連載終了された打ち切り漫画『アリスと太陽』についての心情を吐露したり、漫画雑誌の編集者やゲストの漫画家たちと今後について真剣(マジ)に話をするというのがこのドキュメンタリーイベント、『連載終了忌念・凸ノ高秀読者感謝祭~編集会議~』

連載終了したての、しかもジャンプの漫画家さんがこんなイベントを開くっていうだけでもうメチャメチャ面白くないですか?ぼくはメチャメチャ面白いと思います。


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週も折り返していない火曜日の夜ということで、何人くらいお客さんが来るのか読めませんでしたが、思いの外大勢来ていた印象。120人くらいか。整理番号は結構渋めだったものの、前の方はガラ空きだったのでとりあえず最前列に座ることに。


開演時間の19:30になると音楽が流れはじめ、凸ノ高秀さん、漫画家のコニシリュウイチさん、鮫亀さんのおじさん3人が謎の躍りをしながら登場。この絵面だけでまあ笑える。もう一人の漫画家カメントツさんも来る予定でしたが、まだ関西から新幹線に乗ってるようで品川駅着20:24とかだとか。ワロタ。
なんでもこの若手?の漫画家さん四人で「スーパーマンガ倶楽部」というユニットを組んでるらしく、こういうイベントも過去何度か開催されてるようです。勉強になるなぁ。

自己紹介して軽くトーク、乾杯という感じでイベントが進んでくんですけど、ここまでの時点で凸ノ高秀さん面白すぎて笑いまくってしまいました。これは僕の沸点が異様に低いとかそういうわけじゃありません、断じて。
大阪人というだけあってか(偏見)、話に凄い勢いがある、というか見た目も相まって完全に輩(やから)っぽくて面白かった。ツッコミもキレッキレで、ネットじゃ言えないような下ネタやディスもぶちまけてて清々しいし、恨み辛み(?)をちゃんと場内の笑いへと昇華させているのもグッド。
周囲への配慮も欠かさず、本当にあっぱれだと思います。下手な芸人よりよっぽどトーク上手いんちゃうか。


場内があったまって来たところで、凸ノ高秀先生への質問コーナーへ…………となる前に、ここで客席に座っていたさる漫画雑誌の編集者さんがステージへ招かれることに。名前はここでは出せませんが、凸ノ先生と親交が深いということで、この方も交えてイベントが進んでいきます。


終わるん早くない?
初っぱなから重たい質問来ててワロタ。
早期に連載終了してしまった『アリスと太陽』ですが、20話続いて単行本も3巻まで出るので実は長く続いた方なんだそうです。確かに、僕の大好きだった『チャゲチャ』が全8話の1巻で終わったことを考えると納得。

連載中は1週間があっという間で、木曜日にネームが完成、金土日で原稿描き上げるみたいな感じだったらしく、気づいたらマンガできてて怖かったとかなんとか。

登場人物の百ヶ瀬シノンは実は出番がそんなない予定だったそうですが、意外と反響があったので「シノンいじったろか!!w」となったらしいです。


そもそもなんで音楽もののマンガを描こうと思ったかという話になり、「最初はガールズラップを描きたかった」と語る凸ノ先生。無知な僕はガールズラップがなんなのか聞いてても分かりませんでしたが、後で調べたら女性のラップのことみたいですね。そのままか。

しかし、担当編集さんがバンドマンをやってたとかでバンドものをしようという話になって、知り合いのミュージシャンを紹介されたりして逃げれなくなり、最終的に『アリスと太陽』ができあがったとのこと。


Webに描くのとどう違った?
紙だとネットと違ってリアクションの波が遅れてくるのが一番の違いだったと答えていた。ネットだとどれだけの人が見てどういう評価をしたかが瞬時に分かるが、紙媒体だと書き上げてから反応に時間がかかり、ラグがあるのが面白かったとかなんとか


連載して良かったこと
・H×Hが爆速で読めること
連載作家等の関係者は見本誌渡されて発売前にジャンプを読めるらしく、ネットで話題になってるの見る度に「君らのいる場所は3000年以上前に通過している」状態だったみたい。

・収入が安定する
額は言えないとのことだったが、余裕で生活できる銭がもらえていたらしい。今はほぼ無職だけど。
凸ノ先生は筆がメチャメチャ速いため(ネームは遅いが)、アシスタントはほとんどいなかったということもお話しされていた。

・マンガ力が上がる
ワンピースやヒロアカ、ハイキューという日本を代表する売り上げのマンガたちと同じ雑誌で競い合うというのがやばい。ジャンプはマジで蠱毒
2014年と2018年の原稿を見比べてみるとマジで画力が上がっているなというのが一目で分かりました。


「ジャンプで連載するとええことしかない」と話す一方で、Twitterでかなり叩かれることもあったとも言う凸ノ先生。
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こんな感じでDMで色々言われていたらしい。
「ジャンプ作家は人間だと思われてないんですよww」(爆笑)

他にも色々話されてましたが、書いたらまずそうなので割愛。


クイズコーナー
凸ノ先生にクイズキチ◯イと称されるコニシリュウイチさんによる来場者へのクイズの時間に突入。
てっきり『アリスと太陽』本編にまつわるような、漫画読み込んでたらワカル系の問題が出題されるかと思いきや・・・

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「アリスと太陽 ブックオフに売られてる?売られてない?クイズ 」

予想の斜め上を行く不謹慎ネタに会場は再び爆笑。こんな攻めまくったクイズを出し合える辺り、出演者さんたちの仲の良さが伺えます。
コニシリュウイチさん、鮫亀さんの二人がこの土日に都内10ヵ所のブックオフを回り、『アリスと太陽』が置いてあるかどうか確認してきたそうで、観客はこの店舗では売られているか売られてないかを答えるというルール(?)

結果からいうと、二人が都内で回ったブックオフ店舗では『アリスと太陽』は販売されていませんでした。が、最後にチェックしたブックオフオンラインには一点出品されていたというオチで終わることに。


ここで前半戦は終了し、休憩を挟んで後半戦へ。


後半は前半のメンバーに加え、オモコロ編集長の原宿さん、某漫画雑誌の編集者2名と遅れてきたカメントツさんの計8名の大所帯でイベントを進めることに。

編集会議
4名の編集者たちが「凸ノにやらせてみたいこと」をテーマにプレゼントをするというコーナー。
このイベントのメインとも言える一番面白い部分ですが、「内容ネットに載せたらジャンプで挟んで◯します」と言われたので泣く泣く割愛。トホホ。

ただ、皆さんプロの編集者というだけあって、凸ノ先生の強みを理解しそれに合った斬新なアイデアをドンドン出していて、流石だな~と思いました。「恐怖!マジックミラー号」、読みたいもの。

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プレゼン風景。流れが分からないと意味不明でしょうが、ここでこの日一番の笑い声が巻き起こることに。


編集会議が終わると、カメントツさんがとある漫画界の大御所から凸ノ高秀先生へのビデオメッセージを預かってきたとのことだったので、それを見る一同。
これも「絶対口外しちゃいけない」と言われたので伏せときますが、マジで誰もが知ってる大物が出てきてメチャメチャ笑てしまいました。

カメントツ先生の『こぐまのケーキ屋さん』3巻は12月18日発売です。

こぐまのケーキ屋さん そのさん (ゲッサン少年サンデーコミックス)

こぐまのケーキ屋さん そのさん (ゲッサン少年サンデーコミックス)

カメントツ「『アリスと太陽』の主人公アリスと太陽って凸ノさん自分をモデルにしてますよね?凸ノさんの普段の明るいノリがアリス、ナイーブな部分が太陽みたいな感じで」
とおっしゃってるのを聞いたときは妙に納得。実際に作者本人の姿を見たあとだと、確かにこの言葉はしっくりきました。

最後に「漫画家はSNSをするべきか否か」みたいな議論で盛り上がっていたのも面白かった。まだ作品を知らない人たちに認知してもらう大きなきっかけになる一方で、悪意ある人たちのオモチャにされて病んでしまうケースも多く問題だとかなんとか。

Twitterエゴサするときは絶対作品名単体じゃなくて「◯◯ 面白い」「◯◯ 天才」みたいにサーチで検索かけるのがいいってどこぞの編集さんが言ってたのにはワロタ。

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最後に『アリスと太陽』の2・3巻の告知がされ、どちらも2019年の2月4日に発売されるとのこと。
最終巻であるところの3巻には読み切り版や、書き下ろしのエピソードも収録されるそうなので、ジャンプ読んでて気になった人は買わずにおれんやろうなぁ(トホホ~

アリスと太陽 1 (ジャンプコミックス)

アリスと太陽 1 (ジャンプコミックス)

出演者が全員はけたあとは凸ノ高秀先生によるサイン会が行われることに。
凄い楽しみにしていた一方で、夜行バスの時間がマジでやばくて若干パニック状態になってたじゃこび。焦りと緊張が相まって、声優や女優さんのサイン会の時以上にコミュ障モンスターと化してしまいました。ツライツライだ。

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イベントの内容をガリガリ書いてたメモ帳にサインしてもらうことに。今日は絵を描く時間はないと言ってたのに、アリスの絵を描いてくださって秒で幸せになってしまった。

もっと他の漫画家さんたちからのお話も聞きたかったですが、夜行バスは待ってくれないので全速力で東京駅を目指して渋谷をあとに。間違いなく2018年一番の走りを見せ、なんとか出発時間に間に合うことはできたのでよかったです。
お陰で大阪の自宅で布団に転がりながらこのブログも書くことができてます。


『アリスと太陽』の作品自体は大好きでジャンプ買って読んでたものの、特に作者の凸ノ高秀先生には興味がなかったのですが、今回のイベントを通して凸ノ先生が大好きになりました。
ヴァイタリティがマジで半端ない人だと見てて思いましたし、この人の漫画を読みたい!という魅力を作品だけでなく作者自身からも感じれてよかったです。
いつ次回作が発表されるかまだ全然分かりませんが、まあ心待ちにしております。とりあえずは来年の2月4日に発売の『アリスと太陽』を楽しみにしたいなと言ったところ。


最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。