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【感想】『十二人の死にたい子どもたち』を観てきた【27】

3月3日、コロナワールド大垣で十二人の死にたい子どもたちの映画を観てきました。

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面白かったです。


あらすじ
集団自殺をするため廃病院に集った十二人の少年少女。管理人『1』番のサトシによって安楽死を求める彼らは集められたが、会場にはいないはずの十三人目の少年の死体がベッドに横たわっていた。自殺決行の妨げになるこの少年の素性を探る内に、一同は彼が他殺されたという事実に辿り着く。一体彼は何者で、誰が殺したのか。十二人は議論を重ねていくが────。

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ネタバレ注意











まあ完全に予告詐欺ですよねこれ。

本編観る前は十二人の自殺志願者の中に快楽殺人鬼が一人紛れ込んでいて、密室を利用して参加者をバンバン穀していく~みたいな感じを想像していました。ちょっと違いますがイメージとしては外海良基のダウトとかジャッジみたいな感じ。

が、まあ蓋を開けてみれば全然そんな話ではなく、普通にイイ話でした。なんなら誰も死にませんし。

予告で「殺さないで!」だの「密室ゲーム」だの煽るから勘違いしてしまいますし、こんな詐欺まがいの方法で客寄せしても評判落とすだけじゃないかなあとか思ったりします。

とはいえ、予想した展開からは大きくずれた話ではありましたが、かなり楽しめました。


次誰が死ぬのかという緊張感を楽しむ作品ではないと早々に察しましたが、0番の男についての""謎""の正体は一体何なのか考えるだけでも面白かったです。というか原作の題材、ストーリーが良いので最後まで飽きることもありませんでした。

キャラも皆立ってて愛着がそれなりに湧いてきましたし、シンジロウ同様、最後は僕も生きていてほしいと思いました。橋本環奈演じる売れっ子モデル?リョウコが「大人の商売道具になりたくない」と自殺しようとするのをゴスロリ女が必死に止めようとする絵面はなんか笑えた。


演出面はちょっと何度かううーんとなってました。映画も終盤に差し掛かったというところで、わざとらしく雷ゴロゴロ鳴ったり、稲光が部屋を照らしたり。ここ地下室じゃないんかいと。
まあ原作の間取りとは違うんでしょうから別にその辺どうでもいいんですけど、こんなチープな演出せんでもそのままにしとけよとちょっと思いました。

ただ、ラストで皆が満面の笑みで病院を出ていく時に、集合時の陰鬱とした姿が挿入されてこれからとの対比がされるとことかめちゃ良かったです。こっちもどこか晴れ晴れとした気持ちになりました。

エンドロールで集い開始の12:00までにどこで何が行われていたか、「On Our Way」をBGMに改めて答え合わせが行われていくのも中々オツだったかなと。


かなり好きな映画だったなぁと思います。個人的に共感を覚えるような場面が何度も出てきたというのが大きいんですが、小説を上手く映像化したんじゃないかなぁという感じです。原作知らんけど。

とはいえこういう実写映画化作品はやはり表面をなぞるだけになってしまうのが常。小説の方もお借りしたのでまた読んでみようと思いますし、映画との違いも探してみたいところです。



最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。