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【感想】『コードギアス 復活のルルーシュ』を観てきたけどほっこりした【30】

3月28日、梅田ブルク7で『コードギアス 復活のルルーシュ』を観てきました。

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めちゃくちゃ良かったです。

異様に展開はえーなとか、敵に魅力ねーなとか、ナイトメアダサいなとか色々不満も湧いてたんですが、大好きなキャラクターたちがまた動いて喋ってるだけで感極まってしまい涙がポロリ。きもっ。


2019年2月9日公開『コードギアス 復活のルルーシュ』劇場予告編 第2弾(90秒)


一応去年やってた劇場版というか総集編の3作目は見たんですが、TVシリーズ観たの10年以上前とかで設定とかは記憶喪失のまま観賞。まあ普通に問題ありませんでした。
コードギアス』を楽しんで観てたというあの頃の思い出があれば、鑑賞する価値は大いにある映画だと思います。

『復活のルルーシュ』はお祭り映画といった感じで、アニメ最終回まで生き残ったキャラは漏れなく全員出てきます。多分。完全に同窓会。これまで敵味方だったキャラが団結して新しい敵に挑むというのは、ベッタベタな図ですけどやっぱり死ぬほど熱いです。

タイトル通りルルーシュは復活するんですけど、まあこれは賛否両論あって仕方ないというかなんというか。ルルーシュの死をもってアニメは綺麗に幕を下ろしたのに、墓から掘り起こしちゃったらあの最終回が台無しになってしまうと考えるのは当然だと思います。この物語はどうしても蛇足感が否めません。

否めませんが、それでもこんな続編が作られてしまうのは、やっぱりルルーシュというキャラクターは多くのファンから絶大な人気があるからだと思います。死ななければならないと頭では分かっていても、どうかルルーシュには生きていてほしいと願った人は少なくないでしょう。放送当時からルルーシュ生存説が飛び交っていたのは、そういうことだと思います。愛ですよ愛。

今回の映画は、まさにファンが10年間妄想し続けた「ルルーシュが生きていたら…」というコードギアスのその後の世界を現実のものにしたアニメです。

これを待ち焦がれていたんだよな~おれは。


『コードギアス 復活のルルーシュ』大ヒット上映中PV(90秒)


とはいえ、勿論不満もあります。

まず、ゼロレクイエムで多少許されたにしても、皆あっさりルルーシュ受け入れ過ぎ。あれだけのことをしでかしたのに何のイベントもなく、ちょっと話しただけで敵だった面々が仲間になっちゃうのはどうしても違和感がありました。キャラクターたちの思惑が複雑に交錯するのがギアスの見所だと思ってたので少し残念。

ルルーシュ復活もナナリーとの再会もなんか呆気ないし、「これだけ!!!?!?」と肩透かしするシーンがチラホラ。キャラクターを大勢登場させるあまり、それぞれの描写が不足してる場面が多かった気がします。

やっぱり二時間という尺に全てを詰め込むのは無理があった気がしますし、TVでじっくりやって欲しかったというのが正直なところ。

終盤のナナリー救出の攻防は見応えがありました。戦闘はなんか派手さや華やかさには欠けましたが。
シャムナの能力は面白いな~と思いましたし、それを看破しようとルルーシュが奮闘する様は見応えがあった気がします。

能力が種明かしされてる視聴者と、何も知らずに明後日の仮説を立て画策するルルーシュとの間に大きな認識の齟齬があって、スムーズに楽しめなかったりする人もいるのかなあとかもちょっと思いました。
ルルーシュが追い詰める→シャムナが6時間前に巻き戻して対策を立てる→ルルーシュが新しい策で追い詰める→シャムナが6時間前に巻き戻して対策→ルルーシュ新しい策……みたいな感じの終盤戦。あんだけ恵まれた能力があるのに敵将を一人も討てないジルクスタンって何なんだろうなとか思ったりもしました。前作のキャラ死んでほしくないから別にいいですけど。


あとなんか気になることあったかと思い出してみるとあれですね、シャーリー。わざわざ劇場版三部作で改変して生き残らせた割には見せ場が皆無でトホホでした。

「シャーリーが手伝ってくれた、シャーリーは民間人だから、シャーリーは…」みたいな感じでC.C.の台詞の中でその活躍ぶりは語られましたが、本人が実際に登場する場面はほんの一瞬。扱い雑ない?とか思っちゃいました。今作で何か大きな役割があるから生かされたのかと期待していただけに少し残念。結局ルルーシュと再会することもなかったですし(ED絵で電話だけはしてやったみたいですが)。



家入レオ - 「この世界で」(映画「コードギアス 復活のルルーシュ」オープニング主題歌)

まあこの映画の一番良かったところは何かと言われたら、C.C.ですね。こいつが全部持ってった。

もう最初のオープニング主題歌『この世界で』をBGMにC.C.が脱け殻ルルーシュ連れて世界を放浪するシーンだけでチケット代は回収できたというくらい満足。C.C.のルルーシュ介護シーンだけで無限に興奮してしまいました。
ここまで尽くしてもらえるルルーシュという男が憎すぎる。死罪。

ルルーシュの覚悟を踏みにじりかねないと理解しながらも、自分のエゴだと分かっていながらも、それでもまた彼の隣にいたい。そんなワガママでどこまでも一途なC.C.の姿に、皆さん思わず萌え(古語)になってしまったのではないでしょうか。

ラストのシーン。ナナリーでも、カレンでも、シャーリーでも、ましてやスザクでもなくC.C.をルルーシュが選んだあの場面。
「Lelouch Lamperouge」からとって「L.L.」を名乗ることをルルーシュが決めましたが、これはもうプロポーズ以外の何者でもありませんでした。

C.C.と共に悠久の時を歩んでいくことを決意したルルーシュ。長きに渡るコードギアス正妻論争に終止符が打たれた瞬間でした。

ルルーシュの言葉を受けてC.C.が見せた笑顔。無音の中で表情が崩され、今まで見たことのないような彼女の笑みでエンドロールに入りましたが、この映画はこのラストのために在ったんだなというのを確信しました。

コードギアス 復活のルルーシュ』はC.C.救済の物語であったのだと強く思います。


映画「コードギアス 復活のルルーシュ」エンディング主題歌 UNIONE(ユニオネ)「リバイブ (コードギアス コラボレーションMV Short ver.)」


完全にシリーズファンに媚びっ媚びの映画だったと思いますが、それでいいです。それがいい。

物語中盤、ルルーシュに見せられた扇の披露宴のムービー。「これが君が残した平和な世界だ」とスザクに見せられたあの数分にも満たない映像。これ。これなんですよ。

敵も味方もオールスターで皆でパーティーで大はしゃぎしているあの姿。戦いが、物語が終わったあと、彼らはどうなったのか。幸せになったのか。視聴者が、そして何よりルルーシュが見たかった答えをあそこで見れただけで満足ですし、観客と主人公の想いがシンクロした瞬間だったと思います。

物語はどこかで必ず終わるものであり、終わらなければいけないものだとは分かっているのですが、やっぱりいつまでも続いてほしいと願うのが人情というやつで。

大好きだった作品の「その後」を望んだ形で観ることができたのは本当に幸せなことだな~と改めて思えるような映画だったと思います。
コードギアス好きだった人は、是非劇場でご覧になってみてください。


最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。