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【感想】映画『キングダム』を観てきたけど天下の大将軍になってしまった【37】

5月12日、109シネマズ名古屋でキングダムの映画を観てきました。

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あっぱれ。

漫画の実写映画化(笑)みたいな気持ちで観に行ったんですが、まんまと返り討ちにあってしまいました。トホホ。

元々かなり評判がいいというのは聞いていて、キングダムは毎週追い続けてる数少ない漫画の一つでもあったので、せっかくなので観に行ったという次第。これほどボコボコにされるとは思いませんでしたが。

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まあなんといっても作品の世界観を忠実に再現しようという気迫を感じれたのがよかったです。

キャスティングからロケ地、舞台セット、衣装・小道具に至るまで、あの春秋戦国時代をスクリーンに甦らせるために、あるもの全てを注ぎ込んだんだなというのが伝わってきます。
確かに『キングダム』の""血湧き肉踊る世界""が映画館で見ることができました。

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主演の山崎賢人吉沢亮が本当に良い配役でした。マジもんの信と政。

『キングダム』の大きなの魅力の一つにキャラたちの"熱さ"というのがあると思うんですが、この二人の演技にはそれがよく表れていたなと。
漂との死別や、王宮で政が檄を飛ばすシーンなんかは、観てるこっちまで涙し、滾ってしまいました。漫画のページを捲った瞬間に全身鳥肌がたつあの感覚。あれをまさか映画館でも味わえると思いませんでした。

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他の俳優さんたちも皆ハマり役で、特に成蟜なんかそのまんま。本郷奏多が初期成蟜の小物臭さを見事に表情一つで作り出していて、よかったな~といった感じです。


原作の舞台が中華、アジアということもあって、元のキャラクターたちが日本人離れした顔面じゃない?のも、キャストが上手くはまってった大きな要因なんだと思います。

金髪キャラとかを無理に再現しようとしてちゃちいコスプレになってしまい映画が安っぽいものにしてしまう悲劇。これが実写化では付き物ですが、『キングダム』は作品の舞台のおかげもあってそんなのが一切ありませんでした。俳優と原作キャラのビジュアルが近いというのはマジででかいな~と思います。

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あと忘れてはいけないのが王騎。六将が一人。天下の大将軍 。
大沢たかおがインタビューでも語っていますが、原作の王騎のキャラクターが余りに強大過ぎて、もて余してしまうのではないかと正直不安なところがあったのは事実。しかしそこは大沢たかお、見事に王騎の底知れなさを表現してくれました。あの特徴的な笑い方を何度も練習したのかと思うと笑えてきます。コココ。

圧巻なのはラストの矛で兵を蹴散らすシーン。数十kgある矛をワイヤーも駆使して振り回したそうですが、あれがマジでかっこよかった。天下の大将軍の風格十分。

まあ一つ気になったのは三角の三本髭。再現しなくてもいいやろと。実写で見るとクソダサ過ぎてずっと気になってしまいました。あれだけがマイナス。

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舞台も本当によく作り込まれていて、キングダムの壮大な世界を余すところなく再現してくれていました。

スタッフ700人、エキストラ1万人という数字は伊達ではなく、成蟜が8万の兵を起こす場面なんかは正に息を飲む程の人の海でした。
単行本5巻までしかこの映画では描かれなかったので、数万人規模の合戦なんかはまだありませんでしたが、それでも迫力は十分。邦画でこのレベルのスケールで映画が撮られるって異例ですよ。異例。

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咸陽宮もマジですごかった。外観も勿論ですが、それよりも本殿の中が威圧感バリバリ。黒を基調にした荘厳な空間で、王宮の重苦しさが画面越しにも伝わってくるレベル。流石にブルってしまった。

ロケ地となった中国浙江省・象山影視城、いつか行ってみたいもの。

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あとはなんといってもアクションシーン。役者さんたち相当稽古積んだんだろうな~というハイレベルな殺陣が繰り広げられてました。

スピード感溢れる斬り合いで見応え満点。山埼賢人と長澤まさみが特に印象的。

気になったのが馬上の敵と戦うような場面が全カットされていた点。馬に乗った魏興が昌文君や王騎と対峙するとこって結構な見せ場だと思ってたんでちょっと残念。や歩兵対騎兵を映画で見せるのは難しいと容易に想像できるのでまあ納得するしかないんですが。

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あと左慈とかいう雑魚が大物になっててワロタ。元将軍て。

ランカイとこいつの立ち位置が変わっていて、王都奪還編のラスボスが左慈になってしまっていた。
まあ人語喋れんゴリラがラスボスよりも、舌戦しながら剣を交えられる武官が敵の方が間違いなく画的に映えるし、観てる方は楽しめるんで、映画でやるならこっちが正解なのかもしれません。
プロ格闘家、坂口拓左慈を演じることによってその強さに説得力も出ていました。

ただ、作中最強クラスのバジオウが左慈とかいう雑魚にボコボコにされてしまうのはちょっとガッカリ。トホホ。

尺の都合でかカットされる場面が沢山ある一方で、原作にはないセリフも多々あったのも印象的。
中でも「夢」というワードを前面に押し出してました。あまり漫画でこの言葉を使うことはなくて、もっと直接的に「天下の大将軍」「中華統一」と語ることが多かったと思うのでなんか気になりました。天下の大将軍て連呼されるより夢て言ってもらった方が初見の観客はイメージしやすいんでしょうが。

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久々に心の底から熱くなれる映画を観れたな~という気がします。気分が良いです。

ヒットしたら続編もあると原先生はおっしゃっていましたが、この売上なら余裕で制作されるはず。次は蛇甘平原辺りまでやるんでしょうか。

元々キングダムは大人気漫画ではありましたが、映画の効果で更に追い風になっています。原作は早く朱海平原の戦いを終わらせてくれ。


映画『キングダム』、原作既読未読に関わらず、全ての人間が最高に楽しめるエンタメ超大作です。天下の大将軍を目指す者は絶対に劇場へ足を運びましょう。


最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。