じゃこびの町

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【感想】『HELLO WORLD』を読んだ

11月13日、『HELLO WORLD』の小説を読み終わりました。

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かなり面白かったです。

先日映画の方を鑑賞したので小説版も…と読んだ次第ですが、改めてこの作品を好きになりました。

あっぱれ。


あらすじ
気弱で自分で物事を決められない高校生 堅書直実は、10年後の未来からやってきたもう一人の自分≪ナオミ≫と出会う。「この世界は記録されたデータだ」ナオミから衝撃の事実を告げられた直実は、3か月後に同級生の一行瑠璃と恋人になること、そして彼女が事故によって死ぬ未来も知らされる。記録を書き換え一行瑠璃を助けようと二人は奮闘するが─────。



話の詳しい感想は『HELLO WORLD』の映画の方の記事で触れているので、よければそちらをご覧ください。まだ書いてないですが。


堅書直実とナオミの心情がやっぱり映画以上に詳細に語られていたのが良かったです。

自分に自信がない、失敗を恐れて決断できない、可能な限り冒険を避ける。そんな直実の思考は痛いくらい僕自身共感できるところがあり、彼が一行瑠璃のために自らの足で未知なる道へと踏み出し、彼女を助けようとする姿は自分のことのように嬉しく、また勇気をもらえました。愛の力は偉大だ。


ナオミの10年間についてより知ることができたのも小説読んだ大きな収穫。というか大学で千古の授業受けたりチームのメインディレクターになったりしてた映画で出てくる光景は""ナオミ""の回想だと思ってたんですが、記録世界から現実(だと思われていた)世界へと渡る際に""直実""が追体験して見た景色だったんですね。全然分かりませんでした。

直実がナオミの10年の血の滲む様な努力、一行瑠璃への途方もない想いを知っていたとなると、病室での拳や最後の別れの重みもまた違った印象を受けますね。

握手から始まった二人の関係が、再び互いの手を握り合い気持ちが一つに重なって終わるというのも本読んでて気づきました。憎い演出だ。握手するなら当然ですが、あそこで神の手(グッドデザイン)を嵌めている右の手でナオミに触れているというのもミソ。

HELLO WORLD (集英社文庫)

HELLO WORLD (集英社文庫)

他にも色々感想が出てきますが、それはまた映画の感想の方で書こうかと思います。

HELLO WORLD、やたら大袈裟なコピーが誇張ではないと断言できる物語に、世界に出会えること間違いないので、未読の方は是非読んで見てください。


最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。