じゃこびの町

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『書くことが思いつかない人のための文章教室』を読んだ

2月9日、コラムニスト近藤勝重さんの『書くことが思いつかない人のための文章教室』を読みました。

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面白かったです。

僕は書いたことないのであまり分からないですが、小説なんかの文章を書く人にはすごい実用的なテクニック満載の指南書になってるんじゃないかと思います。


近藤さんが受け持つ「文章表現」の授業の生徒たちから集まった「文章を書く上でのよくある質問」に、問題を交えながら一つ一つ答えていくこの本。非常に分かりやすいです。

そもそも、僕をはじめ大半の日本人は「文章の書き方」なんてものを教えてもらったことがないのではないでしょうか。小学校の頃、読書感想文が夏休みの宿題で出されたときは、書くことなさすぎてあらすじを無限に書き連ねていたことは今でもよく覚えてます。

世の文章書いてる方々は誰から、何から、「文章の書き方」なるものを教えてもらったのか気になります。僕はTwitterが主ですが。


作文とは、脳のおおもとから記憶化された自分自身を引き上げて、言葉にする作業である。いい文章とは、唯一無二性の内容があり、その内容が的確に読み手に伝わることが肝要である。
これら念頭に置いた上で、色々と表現方法や気をつける点を解説してくれるんですが、特にいいなと思った部分をいくつか挙げていきます。



・描写とは自分とその物との関係性を確認する作業

・観察する際は全体→部分→細部へと注視する

・細部に神は宿る

・過剰な表現より抑えた表現の方が強い

・心情吐露や説明はいらない

・ものや自然に心情を託すと共感を覚えやすい

・文章を書くときは既成概念、固定観念を捨てる

・辞書通りの意味で言葉を使わない

・主語を省略すると文章は引き締まる

・指示代名詞はできるだけ削る

・「という」や「こと」も削る

・漢字3割、平仮名7割

・難しい漢字や漢語を使うほど読み手は興がさめる

・普通の言葉を使うのが一番

・なぞなぞ

・文章が行き詰まったときは最初から読み直す

・アイデアはすぐ書き留める

・最初はズバッと書いて興味を引く

・「のだ」「である」はあまり使わない


こんなところでしょうか。
書いてて思いましたが、重要そうなところをかい摘まんで羅列すると、フワフワし過ぎだし、そこに至る過程も分からんしで、理解しづらいですよね。正に本に書いてあった通り、「細部に目を向けないと真に迫れない」ということなんだろうなって感じです。


他にも多くのことが載っていましたが、やっぱり「文書を書く」上で一番重要なのは、どれだけの記憶が頭の中に蓄積されていて、それを引き出すことができるかに尽きると思います。マジで。

みそから過去の体験をうまく引き出して、くどくど説明するのではなく描写する。これやるだけで僕の稚拙な記事も多少は読めるようになるのかと思うと、希望がわいてきます*1

書くことが思いつかない人のための文章教室 (幻冬舎新書)

書くことが思いつかない人のための文章教室 (幻冬舎新書)

文章、ことさら小説なんかを書いてる人は一度読んでみてください。



最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました

*1:そもそも語彙をまだ持ち合わせていないのでそのレベルにはいけない気がしてきた