じゃこびの町

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『ワンナウツ』読んだけど面白すぎてワロタ

甲斐谷忍の野球漫画『ワンナウツ』を読みました。

ONE OUTS 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

ONE OUTS 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

流石に面白すぎるだろ、これは。

小学生だか中学生のとき、深夜のテレビで""プロ野球選手を試合中に土下座させるアニメ""がやっていてなんか強烈に印象に残ったこの作品。

ブルーマーズら辺まで読んで止まっていて、今年になって初めて最後まで読んでみたんですが、ま~あ凄い。年始からイイ漫画に出会えました。

あらすじ

万年Bクラスの弱小プロ野球チーム「リカオンズ」に所属する不運の天才打者、児島弘道。トレーナーらと共に自主トレーニングのため沖縄へ訪れた児島は、米兵の間で流行る賭野球「ワンナウト」で無敗を誇る男渡久地東亜と出会った。チームの""優勝のために足らない何か""を持っていると確信した児島は、渡久地をリカオンズに入団させる。

プロ野球選手となった渡久地は、オーナーの彩川恒雄と""ワンナウト500万円、1失点ー5000万円""の完全出来高制契約「ワンナウツ契約」を結ぶことになるが───

とことん邪道な野球漫

作者が「あらゆる野球漫画のアンチテーゼとしてこの漫画を描いた」と言っている通り、王道のスポ根漫画とは一線を画している『ワンナウツ』。

豪速球や仲間の団結力ではなく、知略と心理戦でくそ雑魚チームが強豪チームから勝利をもぎ取っていくのが痛快です。

マリナーズ戦での反則合戦とかブルーマーズの渡久地潰しからの返り討ちはマジでゲラゲラ笑ってしまったし、ギャグ漫画としてのレベルも高い。作者野球のルールブックめちゃめちゃ読み込んでるであろうことが伺えます。

スポーツ漫画そんな詳しくないですが*1、『アイシールド21』と『GIANT KILLING』は間違いなくこの漫画の影響受けてる。今思えば蛭間とか見た目も中身も完全に渡久地だったな。

アイシールド21 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

アイシールド21 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

渡久地東亜とかいう男の安心感

渡久地一人で『ワンナウツ』が成り立ってると言っても過言でないくらい、渡久地東亜の存在はでかいです。

120km/hそこそこの球速ながらも、天性の勝負師としての才覚と人並み外れた洞察力、精神力、発想力で次々と強打者を打ち取っていく様は読んでて気持ちいい。
徹底して敵にも味方にも容赦のない悪役で、他者を蹴落として勝ちを拾いにいく姿も大きな魅力。

作中で「リカオンズは渡久地だけの球団」と散々言われる通りのワンマンチームなんですが、最後は渡久地抜きでリカオンズがペナントを勝ち取るというのも熱い。
自分抜きでもチームが優勝できるだけの実力をつけたことを見届けてから球界を去る渡久地、カッコよすぎます。

屈指の名言メーカーでもあって、「責任を取るってのは痛い思いをする」「可能性が低いってのはゼロじゃない」云々みたいな話は普通に響きました。

ONE OUTS 20 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

ONE OUTS 20 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

マジで面白いので読んだことない人読んでみましょう。

最後に

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

*1:そもそも漫画に詳しくない